いぬきゅんです V。・ェ・。V
私は街の小さなお店で働いています。
ある日曜日、店内で小さな子供が手に持っていたお菓子をよろめいた拍子にばら撒いてしまい、一緒にいたお父さんが慌ててかき集めていました。
たまたま目撃した私はすぐに駆け寄って「大丈夫ですか?ほうき持ってきますね!」と声をかけました。
するとお父さんは無感情に「あ、大丈夫です」と言いました。
あまりにピシャリと言われたので、完全にほうきに気持ちが向かっていた私は
「ンへぁ~い」
と新種のポ●モン(草タイプ)のような鳴き声で返事をすることしかできませんでした。
私のこの行動については親切というか店員としては当たり前の行動なので、断られようがどうって事はないのですが、もし同じ状況がプライベートで起こったら私はどうたち振る舞うのが最善なのか…と考えてしまいました。
よくテレビやSNSで見かける「電車で席を譲ろうとしたら断られて恥ずかしい思いをした」などの親切心が空回ってしまったエピソード。
もっと規模が大きい話になると、何処かの国では道端で轢き逃げされた被害者を助けようとすると、逆に訴えられてしまうと聞きます。(この場合は最早法律自体がおかしかったりするんですけど…)
親切は見返りを求めないことが大前提です。
行動した側にそんな意図がなくても、ケースのよっては受け手側が行動を深読みして「代償に何か要求されるのでは?」など勘繰って断ってしまうことがあると思います。「タダより高いものはない」とはまさにこの事。
受け手側も自衛の意味で断る面があり、残念ながらそういった商法などが存在することも事実です。
その他にも、他人に迷惑をかけたくない、これ以上目立ちたくない、自分でなんとかしたい、など断る理由は様々あると思います。
どんな状況にも言えることですが、相手が望むことをしっかり伺うことが最善の親切だと思います。
ちゃんと状況を把握して行動しないと、良かれと思ってした行動が相手にとってお節介になるし(ケースバイケースですが)お互いなるべく冷静に対話することが大切なのでは、という考えに至りました。コミュ障にはキツい。
コミュニケーションが苦手な人は、相手に自分がどう思われるかを究極に考えすぎた結果何もしないor一方的になりがちで、尚且つそれを後で後悔して
「あ~~~~!!!!」
ってなってしまいがちなので、親切心は留める感情ではなく切り捨てていく感情と捉えて、「断られた」「無下にされた」と悲観せず「そっとしておいて欲しかったんだな~」くらいライトに捉えて次に進んでいいと思います。
切り捨て切り替え上手になりたいもんです…。
へばな~~~~!!